●税務署
「国内販売額の60%を中国の会社の取り分とし、残りの40%が当社の取り分ということですが、契約書はありますか?」
▲納税者
「もちろんあります」
「これです」
●税務署
「中国の会社との取り分は、この契約書によると中国の会社が計算した額を当社に通知してきて、それに基づいて当社は中国の会社に請求書を出すことになっていますね?」
▲納税者
「そのとおりです」
「商品は中国の会社から国内の販売店に直送されますのでそのようにしているのです」
●税務署
「中国の会社からの通知書を見せてもらえますか?」
▲納税者
「これです」
●税務署
「社長は中国の会社の社長でもあるわけですが、もしかしてこの通知書は社長が作成しているのではないですよね?」
▲納税者
「私が作成していますよ」
●税務署
「え~ そうなんですか?」
▲納税者
「何か問題ありますか?」
●税務署
「ん~問題がないとはいえないのですが・・・」
「通知書はここで作成しているのですか?」
▲納税者
「そうです」
「中国からの出荷報告に基づいて私がこのパソコンで作成しています」
●税務署
「なるほど・・・」
つづく
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