週刊税務調査日記

どうしても納得がいかない調査 (9)

第327号 2008/12/4

調査官は、実地調査で指摘した唯一の指摘事項である、源泉所得税の徴収漏れを執拗に納税するように言ってきます。

通常の調査では、「今後注意してください」といった程度で済まされていることをしゃかりきになって責め立てます。

●税務署

「法律で決まっていることですから納税者に納税させてください!」

■会計事務所

「過大役員報酬だ何だのと言いたいことを言った上で、税務調査までやって、そしてどうでもよいことを問題視して、我々と納税者を責め立てるこのやり方、何かおかしくありませんか?」

●税務署

「いや、法律に則ってやっているだけですから・・・」

■会計事務所

「ほ~」

怒りが腹の中から湧き出てきて、首から頭のてっぺんに上り詰めました。

もう限界です。

「あのね~あなた」

「勝手なことばかり言いなさんな」

「もうこれ以上付き合いきれません」

「時間の無駄です」

「どうぞ好き勝手にやってください」

「今後一切対応しません」 と言って電話を切りました。

すぐにまた調査官から電話がありました。

しかし、もうアホらしくて出ません。

納税者にも電話します。

■会計事務所

「税務署から電話があっても一切出る必要ないですから」

▲納税者

「分かりました」

「そうします」

納税者にも、その後電話があったようです。

完全に無視します。

調査官はあまりにもひどい対応です。

もう知りません。

勝手にしてもらいましょう・・・

つづく

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
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