調査官の愚痴は続きます
●税務署
「税務署も予算が厳しいみたいで、われわれの懐にも影響しているんですよ」
▲納税者
「懐って、給料のことですか?」
●税務署
「そうです」
「もう、残業なんか時間どおりに付かないですからね」
▲納税者
「え~そうなんですか?」
●税務署
「そうですよ もう!」
▲納税者
「サービス残業ですか?」
●税務署
「ん~ そうとも言える状況ですよね」
▲納税者
「へ~税務署も大変なんですね」
●税務署
「本当にそう思います」
「かたや関西の市役所では、病欠ということで年間数日の勤務でも満額給料が出ているって言うから厭になっちゃいますよ」
▲納税者
「は~」
●税務署
「税務職員の昇進に対する士気も低くなっていますね」
▲納税者
「いくら頑張っても昇進できないんですか?」
●税務署
「もう、どう見ても上が詰まっていますからね」
「統括官なんかになれないですよ」
▲納税者
「そうなんですか?」
●税務署
「中途で税務署を辞めて、税理士業務をやる者もいないし」
▲納税者
「なぜですか?」
●税務署
「今の状況じゃ、顧客獲得が難しいですからね」
「安定した公務員を安易に辞められないですよ」
「なるほど!」と思うようなことを教えてくれた調査官でした。
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