後日、税務署から連絡がありました。
●税務署
「え~調査に伺う日程なのですけれど、7月2日と3日はいかがですか?」
■会計事務所(三島)
「2日間もやるのですか?」
●税務署
「一応、2日です」
■会計事務所(三島)
「チョッとお待ちいただけますか?」
●税務署
「はい」
■会計事務所(三島)
「所長、税務署が7月の2日と3日の2日間、調査すると言っています」
■会計事務所(所長)
「税務署の異動前には通常調査はしないのにね」
「何か強引だな」
■会計事務所(三島)
「所長、もう私、頭に来ちゃっているんですけれど、税務署の人に言いたいことを言ってもいいですか?」
■会計事務所(所長)
「別に間違ったことを言わなければいいけれど・・・」
■会計事務所(三島)
「わかりました」
「もしもし」
●税務署
「はい、どうですか?」
■会計事務所(三島)
「どうですか?」
「チョッと言わせてもらいますが、亡くなられた納税者の方の調査をどのようにやられる予定ですか?」
●税務署
「・・・相続人の方達にお聞きして通常の調査をしようと思っていますが」
■会計事務所(三島)
「通常の調査って言ったって、できるわけないでしょう?」
「調査対象の納税者の方はいないのですから」
「第一ね、私はあなたのやり方はおかしいと思いますよ」
「やれ、修正しろ、修正に応じれば1年分、修正しなければ徹底的に調査して過去3年分の修正申告だ?」
「何ですかこれは!」
「私に対する脅しですか?」
「税務署がそんなことを言っていいのですか?」
●税務署
「いえ、私はそんなことは言っていません・・・」
■会計事務所(三島)
「言ってないじゃないわよ!」
「私はこの耳でチャンと聞きましたし、いつあなたが言ったかの記録も取ってあります」
「それを今さら言っていないなどと、ふざけんじゃないわよ!」
三島は大変な剣幕で調査官に怒っています。
もう止まりません。
■会計事務所(三島)
「こっちが黙って聞いてればいい気になっちゃって」
「ええ結構ですよ、調査をやりましょう!」
「納税者が亡くなっているのにどのような調査をやるのか見ものです」
「建物をどのように管理していたか、いったいどうやって調査するんですかね?」
●税務署
「相続人の方などにお話を聞きながら管理の状況などを把握しようかと・・・」
■会計事務所(三島)
「本人でなくてはそんなことは分かりません!」
「何で相続人が分かるんですか?」
「上司の方ともう一度相談して、本当に調査をやるのかどうか連絡をいただけますか?」 と言って、三島は電話を切ってしまいました。
お~怖。 さすが、気性の荒い地域出身の女性です。
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