ITに弱い調査官とのやり取りは続きます
●税務署
「すみません」
「もう一度お尋ねしますけれど、コンテンツって何ですか?」
▲納税者
「税野さんはインターネットを見たことがあるって言ってましたよね?」
●税務署
「ええ」
▲納税者
「インターネットで何をご覧になりました?」
●税務署
「天気予報か何かを見ました」
▲納税者
「その天気予報のサイトに載っている、いろいろな情報をコンテンツって言っているんです」
●税務署
「なるほど」
「インターネットに載っている情報のことですか」
▲納税者
「ま そんなもんです」
●税務署
「それがこのサーバーという機械の中に入っているんですね?」
▲納税者
「そうです そうです」
「やっと分かってきたじゃないですか」
●税務署
「はぁ」 とうれしそうに笑っています。
「でも不思議ですね。インターネットのあの内容がすべてこの機械に入っているなんて」
「どうやって入れたんですか?」
▲納税者
「・・・・・」
「それより、業務内容は理解していただけましたか?」
●税務署
「このサーバーをレンタルしているということは分かりました」
「それ以外はよく分かりませんけれど・・・」
▲納税者
「では、次は何をされるのですか?」
●税務署
「ん~そうですね~」
「元帳でも見せてもらえますか?」
▲納税者
「はい どうぞ」
●税務署
「この取引の領収書を見せてもらえますか?」
▲納税者
「はい これです」
●税務署
「この領収書の金額と元帳の金額が合わないのですけれど?」
▲納税者
「えっ そんなことはないと思いますよ・・・」
「領収書の金額が25,000円ですよね?」
●税務署
「そうです」
「しかし、元帳の金額が23,809円なんです」
▲納税者
「消費税を抜いているからですよ」
●税務署
「消費税を抜いているって、懐に入れているってことですか?」
▲納税者
「違いますよ」
「税抜経理をしているんです!」
●税務署
「税抜経理・・・」
▲納税者
「チョッと・・・もしかして税抜経理の意味が分かりませんか?」
●税務署
「研修で習ったんですけれど・・・忘れてしまって・・・」
To be continued
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