アトラス総合事務所では、全体の95%以上のお客様が、パソコン会計を利用しています。
パソコン会計ソフトの値段も2万円台ですばらしいソフトが販売され、インターネットの普及でデータの転送も簡単になりました。
パソコン会計では、データの修正も簡単にでき、遡ってデータを入力することもできます。
この便利さゆえに、税務署も最近調査手法を変えてきたみたいです。
ある調査での、ひとコマです。
●税務署
「経理処理はどのようにやられているのですか?」
▲納税者
「パソコンでやっています」
●税務署
「パソコン会計ソフトを使っているのですね?」
▲納税者
「そうです」
「弥生会計を使っています」
●税務署
「入力は誰がされるのですか?」
▲納税者
「私です」
●税務署
「試算表は、毎月出力していますか?」
▲納税者
「はい、毎月出力して社長に渡しています」
●税務署
「なるほど」
「そしたら、その社長に渡している試算表を見せていただけますか?」
▲納税者
「試算表なら、パソコンから今印刷できますけれど・・・」
●税務署
「いや、社長に毎月渡していた試算表を見せてください」
「今打ち出すのではなくて・・・」
▲納税者
「そうですか」
「では、社長からもらってきます。ファイルしてあるはずですから。」
■会計事務所
経理担当者が社長室へ向かう後を追います。
「どういう目的で、社長に毎月渡している試算表のファイルを税務署が要求したか分かりますか?」
▲納税者
「いいえ」
「何で今打ち出した試算表ではダメなのですかね・・・」
■会計事務所
「遡ってデータを修正していないかどうかを確認するんですよ」
▲納税者
「あぁ そ~か~」
「決算書のデータと社長に渡した試算表のデータをつき合わせるのですね?」
■会計事務所
「遡ってデータを修正していたら、分かってしまいますよ」
「大丈夫ですか?」
To be continued
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