歯医者さんへの償却資産税の調査です。
東京都杉並都税事務所から、償却資産税の調査をしたい旨の連絡が小さな病院を開業している納税者にありました。
この納税者は、数ヶ月前に医院を開業した当初から顧問契約をしていた会計事務所をやめて、当事務所と顧問契約を結んだばかりです。
さっそく、どのようなことなのか杉並都税事務所に電話をしてみます。
●都税事務所
「はい、償却資産税担当です」
■会計事務所
「え~この度私どものお客様である××医院へ償却資産税の調査に行かれるという連絡を受けたのですが?」
●都税事務所
「はい、そのとおりです」
「ところで先生は、この納税者が償却資産税の申告を今までしていないことをご存知でしたか?」
■会計事務所
「えっ 今まで申告していなかったのですか?」
●都税事務所
「そうです」
「通常、医院であればかなりの設備があるはずです」
■会計事務所
「そうですね・・・」
●都税事務所
「チョッとおかしいと思いまして、連絡させていただきました」
■会計事務所
「でも、設備をリースでやっているかもしれませんよね?」
●都税事務所
「確かに」
「リースで設備を導入していれば、償却資産税の対象資産にはなりません」
「それも含めて、確認したいのです」
■会計事務所
「分かりました」
●都税事務所
「では、来週の月曜日の10時にお伺いいたします」
さっそく、納税者に連絡してみます。
■会計事務所
「償却資産税の申告は今までしていなかったのですか?」
▲納税者
「償却資産税の申告ですか・・・」
「とにかく前の会計事務所に全て任していましたので、私は分からないのです」
■会計事務所
「医療設備などはリースですか、買取ですか?」
▲納税者
「両方あります」
タハ~ これは遡ってやられるな・・・
To be continued
無断転用・転載を禁止します。
本メールマガジンに掲載されている著作物に対する以下の行為は、著作権法上禁止されており、著作権侵害になります。