新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
9月11日でなく、9月17日の本当の税務調査の日です。
10時前に納税者である会社の事務所に行きます。
まだ調査官は来ていません。
経理担当者とおしゃべりをしていると調査官がやってきました。
■会計事務所
「はじめまして」
●税務署
「先日は大変失礼しました」
■会計事務所
「いえ、終わったことですから」と言って名刺を交換します。
まだ若い調査官です。お茶が出て雑談が始まります。
●税務署
「いや~ 昨日海に行って日焼けしすぎて、痛いんですよ~」とかなり軽い調子です。
■会計事務所
「海水浴ですか?」
●税務署
「いや、サーフィンをやっているんですけれど・・・」
「短パンでやったもので、足が日焼けして・・・」
■会計事務所
「どこでサーフィンを?」と話題に乗っていくと、調査官もいい乗りで話し出します。
そんな感じでかなりの時間おしゃべりをしていました。
その後、社長から会社の概況を聴取して、本格的な調査の開始です。
●税務署
「多額の立退き料が特別利益に計上されていますが?」
▲納税者
「ええ、店舗の大家から立退きを要求されたんです」
●税務署
「それと多額の役員退職金が特別損失に計上されていますね」
▲納税者
「ええ、社長が役員を退任したんです」
「それで退職金を出しました」
●税務署
「そうですか」
「総勘定元帳を見せてください」
調査官はさっそく総勘定元帳の退職金の記載状況を見るべく、ページをめくっています。
「役員退職金は未払金で計上されていますね?」
▲納税者
「ええ、そうです」
●税務署
「実際にこの期に支払はないわけですね?」
▲納税者
「ええ、そのとおりです」
●税務署
「ということは、この期に退職金支給にかかる株主総会の決議があったわけですか?」
▲納税者
「ん~」 と言ってこちらを見ています。
■会計事務所
さっそくフォローします。
「臨時株主総会を開いて決議しています」
「議事録はありますよね?」と納税者に議事録の提出を促します。
▲納税者
「議事録?」
筋書き通りに行っていません・・・・・冷や汗タラリ・・・
To be continued
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