はじめからプレッシャーをかけてきた調査官です。
午前中は事業の概要と納税者個人の情報収集です。
お昼になり、調査官は外へ出て行きました。
納税者と2人で食事をしに、近くのファミレスに行きました。
▲納税者
開口一番、「何ですか、あの調査官は?」
■会計事務所
「うん、何なんですかね?」
▲納税者
「こちらは何もやましいことはないし、不動産経営は赤字だし」
「先方も、それを百も承知でやってきているのだから、何か特別な情報でも握っているのですかね?」
■会計事務所
しかし、特別な情報といったって、アパート経営では特別なことも何もないですよね?」
▲納税者
「そうだよね」
「何もないよね・・・」
と、エビフライ定食を食べながらお互いに首をひねりました。
午後からの調査です。
●税務署
「この物件とこの物件の不動産管理会社からの計算明細書とその物件に紐付いている銀行借入金の返済表を見せてください」
▲納税者
「はい、これです」と資料を出します。
調査官は確定申告書とそれらの資料のチェックを始めました。
●税務署
そしてしばらくして、「なんだこれ、借入金の返済が滞っているじゃないですか」と呆れ顔。
▲納税者
「ええ、もうとても払えないですよ。こんな状況じゃ・・・」
●税務署
「払えないって、あんた、自分の意思でお金を借りたんでしょ?」
▲納税者
「それはそうですが・・・、バブルがはじけて・・・」
●税務署
「何を言ってんのよ。バブルのせいではなくて、自分がいけなかったんじゃないの?」
■会計事務所
「まぁ、そこまで調査官が言わなくても・・・」
●税務署
「俺は、先生に言ってない、この人に言っているんだから」
なんだ・・・これ?
To be continued.
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