☆質問
「10月決算の会社です」
「利益が出そうなので、決算日までに必要なものを購入しておこうかと考
えています」
★回答
「確かに、購入して損金になるものであれば、その分所得は減って、税
金も減りますから効果的です」
☆質問
「会社案内を新たに製作して、製作費を損金に落とそうと思いますが、
どうですか?」
★回答
「決算直前に製作して、それが決算日現在で使われずに残っていたら
損金で落とした金額を取り消して、貯蔵品という形で資産に計上するこ
とになります」
☆質問
「なるほど・・・・」
「確かにそうですね。使っていなければ・・・・」
「では、広告宣伝用の図書カードの購入はどうですか?」
★回答
「決算日までに、すべて得意先に配ってしまえば図書カードの購入費用
は損金になります」
「ただし、決算日現在で残っている図書カードは、やはり貯蔵品として計
上しなくてはなりません」
☆質問
「なるほど」
「来期早々に社員旅行に行くのですが、その費用を決算日までに支払っ
た場合はどうですか?」
★回答
「社員旅行に行くのが来期ですから、今期中にお金を払っても損金には
なりません」
☆質問
「は~」
「やはり、30万円未満の特例を使って、パソコンを購入するしかないです
かね?」
★回答
「そうですね」
「しかし、30万円未満のパソコンが損金になるのは、事業に使ったことが
必要ですので、支払いが今期中でも、納品が来期では今期の決算にお
ける損金にはなりませんので注意してください」
☆質問
「分かりました」
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