☆質問
「インターネットを使って個人事業をやっています」
「片手間でやっていますので、あまり儲かりません」
「会計処理をしているのですが、売掛金とか買掛金とかよく分かりま
せん」
「もっと簡単な会計処理をしたいのですが、良い方法はないですか?」
★回答
「会計処理の方法は大きく2つに分かれます」
「それは発生主義会計と現金主義会計です」
☆質問
「発生主義と現金主義?」
「具体的に教えてください」
★回答
「発生主義会計とは、先ほどあった売掛金や買掛金を使う会計処理の
方法を言います」
「つまり、商品を出荷したり、サービスを提供した時点で売上を計上する
とともに、その代金の請求権である売掛金を計上する会計処理です」
「仕入や、経費についても同様に、代金の支払義務が確定した時点で
計上するのが発生主義会計です」
☆質問
「なるほど、お金をもらえる権利や、代金を支払わなければならない義
務が発生した時に、売上や仕入を計上するのが発生主義会計というこ
とですね?」
★回答
「そのとおりです」
☆質問
「では、現金主義会計というのはどのようなものなのですか?」
★回答
「売上代金が入金した時点で売上を計上し、仕入代金や経費の支払を
した時点で仕入や経費を計上する会計処理方法です」
☆質問
「すべて、お金の入金または出金した時点で会計処理をする方法を現
金主義会計というのですね?」
★回答
「そのとおりです」
☆質問
「現金主義会計は売掛金とか買掛金を使わないから楽ですね」
「できたら現金主義会計で経理処理をしたいのですが、できますか?」
★回答
「一定の要件に該当するとできます」
☆質問
「どのような要件ですか?」
★回答
「前々年の不動産所得の金額と事業所得の金額の合計額が300万円
以下である事業者で、その年の3月15日までに届出書を提出した場合
に適用を受けられます」
☆質問
「わかりました」
「検討してみます」
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