☆質問
『新潟では洪水で大変な被害を受けてますけど、災害によって土地や
家屋に被害を受けた場合、固定資産税が安くなるようなことはないの
ですか?』
★回答
あります。
固定資産税の減免という制度で、各市区町村で定めています。
およそ土地や家屋及び償却資産(10万円以上の備品など)の2割以
上について被害を受けた場合に適用があります。
被害を受けた日か1ヶ月以内に「固定資産税減免申請書」を提出する
ことにより、申請日以後の到来する納期分の税額が減免されます。
☆質問
『なるほど。そういう制度もあるのですね。』
★回答
災害による被害を受けた場合には、その他に所得税が減免される雑
損控除や災害減免法による控除があります。
所轄の税務署や市役所に確認して、税金が安くなるなら当然に利用
すべき制度です。
☆質問
『固定資産税の減免については、災害による被害以外にも制度とし
てあるのですか?』
★回答
東京23区では、小規模の非住宅用地に対する固定資産税の減免の
制度が平成14年度からあります。
☆質問
『非住宅用地ということはアパートやビルの敷地などですね?』
★回答
そうです。
面積が400平方メートル以下の土地で、200平方メートルまでの部分
の固定資産税を2割引するという制度です。
減免の対象者は個人と資本金が1億円以下の法人です。
☆質問
『地価が高い商業地ではかなりの節税になりますね?』
★回答
そうですね。
☆質問
『他にありますか?』
★回答
これも東京23区が対象ですが、新築住宅に係る固定資産税の減免
制度があります。
☆質問
『新たに建築された住宅に対する固定資産税が安くなるのですね?』
★回答
そうです。建物だけに適用があります。
平成12年から平成17年1月1日までの間に新築された住宅の固定資
産税が3年間に亘って建築床面積によって全額免除されたり半額にな
ったりするのです。
☆質問
『いろいろあるもんですね?』
★回答
東京23区以外にも、各市区町村で固定資産税の減免制度を定めてい
ますので、ぜひチェックしてみてください。
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