☆質問
『個人事業を今年から始めたのですけれど、何か節税対策はありますか?』
★回答
まず第一に、税務署に個人事業を開業した届出を出しましたか?
☆質問
『いえ、まだ出していません』
★回答
開業したのはいつですか?
☆質問
『10月1日からです』
★回答
それならまだ間に合います。
個人事業を開業したら、「個人事業の開業届出書」と「所得税の青色申告
承認申請書」を税務署に届け出ます。
青色申告承認申請書は、開業後2ヶ月以内に届け出なければなりません。
ですから、開業が10月1日であれば11月中に届け出れば間に合います。
☆質問
『あ~よかった』
『ところで、青色申告の届出をするとどのようなメリットがあるのですか?』
★回答
まず、青色申告特別控除があります。
複式簿記で記帳すると55万円、簡易な簿記で記帳しても貸借対照表を
作成すれば45万円、それ以外でも最低10万円の控除があります。
経費を何も使わないでも、これだけの金額を経費を使ったのと同じように
所得から控除してくれるのですから、利用しない手はないと思います。
☆質問
『他には?』
★回答
個人事業を開業した初年度で赤字を出した場合に、その赤字を翌年3年
間繰り越して、翌年以降の黒字と相殺することができます。
このメリットはおおきいです。
☆質問
『他には?』
★回答
今年からスタートしたIT投資促進税制(パソコンやデジタル複写機、ソフト
ウエアなどを一定額以上買ったり、リースすると税金を引いてくれたり、減
価償却をたくさんできる制度)も青色申告をしていなければ適用できませ
ん。
☆質問
『他にもいろいろなメリットがあるのでしょうね?』
『このようなメリットをやさしく、分かりやすく書いてある節税の本で、よい本
はないですか?』
★回答
その質問を待ってました!
あります。すばらしい本が。
「個人事業・自由業者の税金もっと安くできる!2004年度版」
1,500円(税別) すばる舎
主要書店で今週から並んでいるはずです。
ぜひ、お買い求めください。
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