☆質問
『私の会社はアルバイトやパートの人を多数雇用しています。毎月の給与計算
で、気を付けなければならないことはありますか?』
★回答
はい。
まず、「給与所得者の扶養控除等申告書」を必ず書いてもらいましょう。
そうすれば、月額給与額が87,000円未満の従業員は源泉所得税を引かれるこ
となく給与を受け取ることができます。
☆質問
『はい、それは承知しています。みんなに必ず書いてもらうようにしています。』
『しかし、私の会社はパート、アルバイトの人数が多く、扶養控除申告書をひと
り一枚ずつ書いてもらうと、かなりかさばるのですが、何か良い方法はありませ
んか?』
★回答
あります。
所得税法194・195-2で通常の扶養控除申告書に代えて「連記式その他の簡
易な方法」による申告書を認めています。
☆質問
『連記式とはどのような方式ですか?』
★回答
通常の扶養控除申告書はひとり1枚となっていますが、連記式は1枚の用紙に
複数名の従業員が記入する方式です。
☆質問
『この書式は税務署に置いてあるのですか?』
★回答
税務署にあります。
しかし、独自の書式を作成して使用しても構いません。
☆質問
『この方式は全ての従業員について適用できるのですか?』
★回答
いいえ、この方式を取れる従業員は、配偶者控除、扶養控除、障害者控除な
どの控除を受けない者だけです。
☆質問
『パートやアルバイトの人は、ほとんどこれらの控除を受けませんから対象に
なりますね』
★回答
そうですね。
活用してみたらいかがでしょうか。
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