午前中は会社の概況を聞いたり雑談で終わりました。
午後からは帳簿調査です。
●税務署
「期末に商品在庫が計上されていますが、実地棚卸はされたのですか?」
★納税者
「しています」
●税務署
「期末在庫の一覧表はありますか?」
★納税者
「ええ、あります。これです。」
●税務署
「期末近くで仕入れた商品の納品書を見せてください」
★納税者
「わかりました」
●税務署
「この納品書に記載のある商品が在庫の一覧表に載っていませんが、期末近くで販売されたのですか?」
★納税者
「いや、その商品は翌期に入ってから売れたと思いますが・・・」
●税務署
「そしたら在庫一覧表に載ってこなきゃおかしいですよね?」
★納税者
「ん~」
このように、決算書に期末在庫が計上されている場合には、ほぼ100%在庫の一覧表の提示を求められます。
そして、期末近くの仕入と売上と在庫の関係を確認します。
「おかしいな、確かに在庫として計上されていなければならないはずなのに」
●税務署
「在庫計上漏れということになると、その分会社の利益が少なく計上されていることになりますので、納税も過小ということになります」
★納税者
「そういうことになりますよね」
「ん~ なぜ漏れたのかな・・・」
●税務署
「それと、前期においてゴルフ会員権の評価損を計上していますが、この計算根拠を説明してもらえますか?」
やはり来ました・・・