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週刊税務調査日記

ロングランの調査 (9)

第393号 2013/9/17

調査の着手から約半年間に亘って税務調査が行われています。

通常、税務署から指摘されている問題点を考えると、こんな長期の調査はあり得ないのですが、税務署もそれなりの理由があるようです。

国税局と複数の税務署を巻き込んで、かなりの人数と出張費用をかけた調査で、税務署も修正申告がどうしても欲しかったのでしょう。

しかし、それは税務署側の都合であって、私たちやクライアントには関係ありません。

お客様も税務署の追い込みに屈することなく、折れずに頑張りました。

さんざん高圧的な電話をしてきた統括官の上司から連絡がありました。

●税務署

「少しお時間をいただきたいのですが、お伺いさせていただいてよろしいです

か?」

丁重な言葉づかいでした。約束した日時に統括官とその上司が事務所に来

ました。

●税務署

「調査の着手からかなりの時間が経ってしまいましたが、これで調査を終了したいと思います」

「先生との間にはいろいろとやり取りがあり、かなり厳しいことも申し上げたかもしれませんが、その点につきましてはお許しをいただければと思います」

■会計事務所

「いや、それはお互い様で、私の方こそ失礼な言い方をしたかもしれません」

「しかし、これはビジネスでのことですから、恨みっこなしということでお願いいたします」

というようなことで、これで手打ちです。

長かった・・・・・

公認会計士・税理士・行政書士
井上 修
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