【先生】
紅白の出場歌手も決まって、いよいよ年末という感じです。
【生徒】
そのころはきっと飛行機の中だから見れないなぁ・・・ まぁいつも見て
ないケド。毎年代わり映えしないメンバーだし、合間の企画がやらされて
る感たっぷりだし・・・
【先生】
目玉商品的な人は見当たらないですね。今年は暴れん坊な将軍様
に期待というところでしょうか。
【生徒】
最近の将軍サマはサンバやマンボ歌うんですね。白粉塗って金ピカの
衣装で腰をカクカク・・・江戸時代の将軍様にも見せたかった・・・
でも「あれはサンバじゃない」ってラ○スが言ってました。
【先生】
きっとブラジル人もびっくりですね。ぜひリオのカーニバルに参加して
将軍パワーを発揮しまくってほしいものです。
さて、今回から「輸入の際の消費税」というお話に入ります。
【生徒】
前に輸出は免税取引ってやりましたよね。
【先生】
輸出は国内取引だけれども、最終的な消費地が国外になってしまうため、
消費税は免除するということでした。
逆に輸入の場合はどうでしょう。たとえ海外から買ってきたとしても、最終
的な消費地は国内ですので、今度は消費税をかけようということになるわ
けです。
【生徒】
うーん・・・そのくらいは大目に見てほしいけどなぁ・・・
【先生】
課税の公平性を期するためにもそういうわけにはいかないのです。
【生徒】
でもそうすると消費税の金額ってどうなるんですか?海外で買ったときには
もちろん5%上乗せされるなんてことはないし・・・
【先生】
今はネットが発達して、個人でも国内にいながら簡単に海外から商品を買う
ことができるようになりました。
消費税は日本の法律ですから、代金の決済時に海外の業者に支払うこと
はありません。
購入した物品が荷揚げされ、保税地域から引き取ったときに、関税等と一緒
に計算され、納めることになります。
【生徒】
なるほど。購入代金に5%上乗せされるのは通常と変わりないですね。関税
がある分、ちょっと負担が大きくなるかも・・・
【先生】
それだけではありません。輸入の場合の消費税は、単純に購入対価に5%を
かけて算出するものではないのです。
【生徒】
え?!もしかして6%とか7%とか・・・
【先生】
税率は同じですが、購入対価がそのまま課税標準(税金をかけるもとの金額)
とならないからです。
輸入取引は国内での取引とは異なる部分が多いですので、次回から詳しく見て
いくことにしましょう。
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