調査当日です。
少し早めにクライアントに向かいます。
■会計事務所
「おはようございます」
「いやなお客さんが来てしまいましたね」
★納税者
「そうですね。やはりインドとの取引ですかね・・・」
■会計事務所
「源泉税の調査ということであれば、そうだと思います」
★納税者
「インドとの取引のことを聞かれたらどうしたらよいのですか?」
■会計事務所
「正直に言うしかないですね」
★納税者
「そうですよね・・・」
調査官が来ました。
●税務署
「おはようございます。よろしくお願いいたします。」
30代前半の調査官です。ちょっと怖そうです。
■会計事務所
「源泉税の調査ということですが、特別な目的はあるのですか?」
●税務署
「ん~ 正直言ってあります」
★納税者
「海外取引のことですか?」
●税務署
「そうです」
「申告書に添付されている勘定科目内訳明細書に、未払金の相手先としてインドの会社が記載されていますよね?」
★納税者
「ええ 確かに」
●税務署
「その取引の確認に来たわけです」
★納税者
「は~ やはり そうですか~」
●税務署
「インドとの取引で、対価の支払い時に源泉徴収をしなければいけないことはご存知ですか?」
★納税者
「・・・・・・・・・」
●税務署
「担当の税理士の方はどうですか?」
■会計事務所
「・・・知っています」
「ただ、これから対応しようという時に調査に来られてしまったので、実際は対応できていないのが現実です・・・」
つづく
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