■会計事務所
「匿名組合の損失に関する取扱いはこのように規定されています」
と言って、調査官に資料を見せます。
●税務署
「ん~ 分かりました」
「これはいいでしょう」
「あ~ もう時間だ!」
▲納税者
「そうですね」
「5時前です」
●税務署
「それでは、本日の調査はこれで終わりにしたいと思います」
「しかし、この会社規模で、2日間の調査では無理です」
「日を改めてもう一度調査に伺いたいと思います」
▲納税者
「え~ これで終わらないのですか?」
■会計事務所
「2日間の調査予定とのことですから、これで終わりにしてください!」
●税務署
「この規模の会社で2日では無理です」
「まだほとんど見終わっていません」
▲納税者
「見終わっていないって・・・・・」
■会計事務所
「見終わっていないのは、調査の要領が悪かったからではないですか?」
「納税者はちゃんと対応していましたよ」
「調査官の要領の悪さで、再調査なんてダメです!」
●税務署
「我々だけの問題でなく、納税者の対応も良いとは言えませんでしたよ」
■会計事務所
「納税者の対応が悪かったから見切れなかったと言うのですか?」
★OB先生
「まぁ まぁ、社長、どうですかもう1日だけというのは?」
OB先生の発言です。何を言っているのでしょうか?
▲納税者
「もう忙しくて、とてももう1日なんか時間を取れないですよ」
★OB先生
「それでしたら社長は同席しないで、あと1日だけ調査というのは?」
●税務署
「構わないですよ」
★OB先生
「じゃあ、先生、そういうことで・・・」
というわけで、ほとんど調査中は何もしていなかったOB先生が、最後で余計なお世話をして、再調査になってしまいました。
いったいどっちの味方なのですかね?
おわり
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