6月10日に税務調査をやると調査官は連絡してきました。
税務署員の異動日が毎年7月10日なので、6月に新規に税務調査に着手することは原則としてありません。
そこを敢えてやってくるとはどういうことでしょうか?
さっそく納税者と連絡をとり、その旨を伝えます。
■会計事務所(所員)
「もしもし、税務署が6月10日に税務調査をしたいといっているのですが、ご都合はいかがですか?」
▲納税者
「え~税務調査ですか?」
■会計事務所(所員)
「そうなんです」
「税務署はまったく何を考えているのか分かりませんが、どうします?」
▲納税者
「何で税金を戻すとなると、あんな言いがかりをつけてまで税務調査までやるのですかね?」
■会計事務所(所員)
「本当ですね」
「時間の無駄です」
▲納税者
「でもいいですよ」
「何も疚しいことなんてやっていませんから」
「どうぞ、来てもらってください」
■会計事務所(所員)
「分かりました」
所員は、税務署に電話します。
「もしもし」
「6月10日で調査をお受けいたします」
●税務署
「分かりました」
「当日は10時くらいに伺いますのでよろしくお願いいたします」
つづく
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