飛び込みでお客様から連絡がありました。
▲納税者
「5月決算なのですけれど、一度相談に乗っていただけますか?」
■会計事務所
「5月決算ですと、もう7月で、今月が申告期限ですけれど・・・」
▲納税者
「そうなんです」
「困ってしまって、何とか御相談いただければと思いまして・・・」
■会計事務所
「ん~ もうあまり時間がないですから・・・」
▲納税者
「そこを何とか、お願いできないですか?」
もう申告期限まで日がない状態で、申告を依頼されるのは、会計事務所としてはかなりつらいものがあります。
通常は、お引き受けできないことが多いのですが、今回は、取り敢えず事務所まで来ていただくことになりました。
▲納税者
「○○社の××です」
「よろしくお願いいたします」
■会計事務所
「まず、お持ちいただいた資料を見せていただけますか?」
▲納税者
「はい、これが過去の申告書の控えで、これが今期の試算表です」
■会計事務所
「今期は、前期に比べて売上が急激に上がっていますね」
▲納税者
「でも、大きな取引が単発であっただけですので、内容は単純です」
■会計事務所
「そうですか・・・」
「記帳はどのようにされていますか?」
▲納税者
「会計ソフトで記帳しています」
■会計事務所
「なるほど」
という流れで、「会計ソフトで記帳しているから、あまり手間はかからないだろう」という甘い考えで、仕事を請けてしまいました。
これが、間違いの始まりでした・・・・
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