●税務署
「奥様に対して従業員部分の退職金ということですが、かなり高額な退職金ですね?」
▲納税者
「いいえ、分相応な退職金額だと思っています」
納税者はかなり強気で対応しています。
●税務署
「いままで従業員の方で退職金を出されたことはありますか?」
▲納税者
「いいえ、ありません」
●税務署
「では、いままで退職者がいなかったということですか?」
「5年も会社をやっていて・・・」
調査官も、嫌味たっぷりの言い方で応戦しています。
▲納税者
「いいえ、退職者はいました」
●税務署
「だけれども退職金は出していない?」
▲納税者
「はい、退職者は皆アルバイトで、短期で辞めた人ばかりでしたから」
●税務署
「ほ~そうですか?」
「ところで退職金規程はありますか?」
▲納税者
「ええ あります」
●税務署
「見せていただけますか?」
▲納税者
「分かりました」
納税者が規程を調査官に手渡します。
●税務署
「この規程はいつ作成しましたか?」
▲納税者
「2年前です」
●税務署
「2年前・・・」
「何か・・・それにしては新しい感じがしますが?」
▲納税者
「気のせいではないですか?」
●税務署
「・・・」
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