顧問先の美容室の社長から朝電話がありました。
▲納税者
「あぁ 先生ですか?」
「今、税務署の人が来ているのですが・・・」
■会計事務所
「税務署の人?」
▲納税者
「そうなんです」
「朝お店に来たら、税務署の方が入口で待っていたんです」
「これから税務調査をさせてくれと言っているのですが、どうしたらよいのですか?」
■会計事務所
「調査といっても、もうお店が始まるんですよね?」
▲納税者
「そうなんです」
■会計事務所
「それでは、税務署の方と替わってもらえますか?」
▲納税者
「はい」
●税務署
「○○税務署の税野と申します」
「現金商売なもので、先生にも予告なしでお邪魔させていただきました」
「この点はご理解下さい」
■会計事務所
「それは分かりますが、もうすぐお店が開店ですので、遠慮願いたいのですが?」
●税務署
「レジの現金チェックと昨日の売上の確認だけさせてください」
「それとゴミ箱の中も・・・」
■会計事務所
「社長に替わってもらえますか?」
▲納税者
「替わりました」
■会計事務所
「レジの現金チェックと、昨日の売上の確認と、ゴミ箱の中を確認したいといっているんだけど、どうします?」
▲納税者
「ゴミ箱の中もですか?」
■会計事務所
「そう言っています」
▲納税者
「ゴミ箱の中を見てどうするのですか?」
■会計事務所
「前日の売上伝票などが廃棄されてないかどうか確かめるんではないでしょうか」
▲納税者
「へ~ そんなこともするのですか? 驚いた」
「まぁ 私は別に構わないですよ。開店まででしたら。」
■会計事務所
「分かりました。税務署の人に替わってもらえますか?」
●税務署
「では、開店までに確認は終わりますので、宜しくお願いします」
「それとまた後日、日を改めまして、お邪魔したいと思います」
■会計事務所
「分かりました。お手柔らかにお願いいたします。」
To be continued
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