初回の調査から2週間くらいしてから調査官より連絡がありました。
●税務署
「もう半日だけ御自宅に伺いたいのですが」
■会計事務所
「半日だけですね?」
●税務署
「ええ、お願いします」
ということで、調査の続きです。
納税者の自宅で待機していると、調査官がやってきました。
レジペーパーの入った大きな袋を両手に抱えてます。
こんな大量のレジペーパーをすべて調べ上げたのでしょうか?
さっそく調査開始です。
●税務署
「再度お聞きしますが、お店の開店時間は何時でしたっけ?」
▲納税者
「11時30分です」
●税務署
「12時前の開店ですが、お客さんの入りは12時前でいかがですか?」
▲納税者
「12時前でもお客様はいらっしゃいますよ」
●税務署
「そうですよね・・・」
「開店してから12時までにお客さんが入らないような月なんかないですよね?」
▲納税者
「ないと思いますよ」
●税務署
「ん・・・」
■会計事務所
「なんか問題点でもあったんですか?」
●税務署
「いや、ひと月だけ11時30分の開店から12時までの間で、レジが打たれてない月があるんです」
▲納税者
「ええ・・・ひと月だけですか?」
納税者が急にタバコを取り出して吸い始めました。
チョッと動揺しているような感じです。
ひと月だけ、11時30分から12時までの間レジが打たれていない月があるということは、税務署は、開店から30分の間の売上を除外していると疑っているのでしょう。
調査官は自信たっぷりの態度です。
どうなるのでしょうか?
To be continued
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