☆質問
『この低金利下では、銀行に預金していても仕方がないので、住宅ローンを繰上
返済しようと思いますが、どうでしょうか?』
★回答
銀行に預金をして1%未満の預金利息をもらうより、3%程度の住宅ローン利息の
負担を少なくする方が、有利であることに間違いありません。
資金に余裕がある場合には、繰上返済すると良いと思います。
☆質問
『私は、現在住宅ローン控除を受けているのですが、繰上返済してもそのまま受け
られますよね?』
★回答
繰上返済をしたからといって、直ちに住宅ローン控除を受けられなくなるといったこ
とはありません。
しかし、繰上返済により住宅ローン控除を受けられなくなることもあります。
☆質問
『それは、どのような場合ですか?』
★回答
住宅ローン控除を受ける要件として、借入金の返済期間が契約において10年以
上であることが必要となります。
当初の借り入れ契約では返済期間が15年であったものが、繰上返済により当初
契約日から最終返済日までの期間が10年未満となるような場合には、以後の住
宅ローン控除が受けられなくなります。
☆質問
『なるほど、返済期間には注意しなくてはならないですね。』
★回答
繰上返済をすることにより、住宅ローン控除を受けられなくなっては大変です。
もし、そのような可能性のある場合には、返済期間をそのままにして、返済金額を
減らすような契約の繰上返済をするのもひとつの方法です。
無断転用・転載を禁止します。
本メールマガジンに掲載されている著作物に対する以下の行為は、著作権法上禁止されており、著作権侵害になります。