☆質問
『退職金は税金が優遇されていると聞きましたが、本当ですか?』
★回答
本当です。
退職金の税金計算の仕組み自体が優遇されています。
長年勤め上げた退職者に対する国の思いやりでしょうか。
☆質問
『具体的にどのように優遇されているのでしょうか』
★回答
退職金の税額計算は次の算式によります。
(退職金-退職所得控除)×1/2×税率=納税額
退職金から退職所得控除が引かれ、更にその1/2に税率がか
かるのですから、優遇されています。
☆質問
『退職所得控除とはいくらなのですか』
★回答
退職所得控除は勤続年数により決まります。
たとえば、勤続年数が30年ですと15百万円となり、15百万円以下の
退職金には税金はかからないことになります。
☆質問
『勤続30年で20百万円の退職金をもらった場合でも、それから15百万
円を引いた残りの5百万円の1/2である250万円に税率がかけられる
のですか』
★回答
そのとおりです。
更に、退職金にかかる税金は分離課税といって他の所得と区分されて
課税されるため、更に優遇されています。
☆質問
『これを使った節税対策はありますか』
★回答
いろいろあります。
例えば、期間を定められている契約社員であれば、毎月の給料を少なく
設定して、その分期間満了時に退職金としてもらうのも一つの方法として
考えられるかもしれません。
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