【先 生】
「さて、前回では個人事業者の課税期間は、シンプルで分かり易いというところまでお話しをした訳だけれど、実はこの課税期間には特例があるのよ。」
【生徒♂】
「うわっ!出たよ出た出た、僕らの天敵『特例』が・・・。僕は何だか急に便意をもよおしてきたからトイレに籠城する事にするね。」
【生徒♀】
「私も『特例撲滅運動』に参加する為に本日は早退させて頂きますわ。」
【先 生】
「とぼけた事を言っていると、蹴っ飛ばすわよ!さっ!席に着いた着いた!」
【生徒♂】
「生徒に向かって『蹴っ飛ばすわよ!』っていう台詞がさらっと出てくるのは、対PTA的にはどうかと思うけれど・・・。で、その課税期間の特例ってどんな内容なんだい?」
【先 生】
「個人事業者の課税期間は、原則として毎年1月1日から12月31日までの暦年なのだけれど、これを短縮出来る特例があるのよ。」
【生徒♀】
「短縮?先生の授業を短縮して頂けるのなら大歓迎ですけれど・・・」
【先 生】
「チクリと憎たらしい事を言うわね・・・。この短縮の特例っていうのは、課税期間を『3ヶ月毎』又は『1ヶ月毎』に縮める特例の事を指すのよ。」
【生徒♂】
「へぇ~。でもどうしてわざわざ短縮する必要があるんだい?」
【先 生】
「例えば、輸出業を営んでいる場合なんかだと、消費税の確定申告をする事によって、消費税が還付になるケースがあるんだけれど、その確定申告っていうのは、課税期間毎に行う訳。」
【生徒♀】
「という事は、個人事業者であれば、12ヶ月毎に確定申告をして還付を受ける訳ですわね?」
【先 生】
「ええ、そのとおりよ。」
【生徒♂】
「そうか!分かったぞ!課税期間を短縮すれば、確定申告の周期が縮まるからそれだけ早く消費税の還付を受けられるって訳だね?」
【先 生】
「正解♪そのとおりよ。還付される消費税を事業の運転資金として見込んでいるような場合だと、一年後に還付を受けるよりも3ヶ月毎又は1ヶ月毎に還付を受けられた方が都合がいいものね。」
【生徒♀】
「ふ~ん、なるほどですわね。で、その課税期間の短縮というのは、どのような内容になっておりますの?」
【先 生】
「それはね・・・と言いたいところだけれど、今回はここまで。今夜は『イケメン重機オペレーター』が集う合コンがあるのよ。今からバッチリとめかし込まなくちゃ♪」
【生徒♂】
「何そのマニアックなメンバー構成は・・・。まあ、頑張ってよ。先生の彼氏いない歴が少しでも短縮出来るようにさ。」
【生徒♀】
「そうですわね。“油圧式圧砕機”でガッチリと捕まえて頂けると良いですわね。」
【先 生】
「圧砕機なんかで捕まえられたら内臓が飛び出て『ひ○ぶっ!』って断末魔の叫びをあげてしまうじゃない・・・。でも相手がイケメンならいいわ。という訳で今回はここまで!ではまた次回!ばいばい!」