日本で仕入をして、タイに輸出をしている法人の調査です。
●税務署
「業務内容は、日本で機械の部品を仕入れて、それをタイに輸出しているということでよろしいでしょうか?」
★納税者
「はい、そのとおりです」
●税務署
「日本での仕入先は何社くらいありますか?」
★納税者
「10社くらいです」
●税務署
「輸出免税ということで消費税の還付を受けていますね?」
★納税者
「はい、受けています」
●税務署
「輸出申告書は、会社名義となっていますか?」
★納税者
「はい、会社名義です」
●税務署
「すべて会社で保管していますね?」
★納税者
「はい、全て保管してあります」
●税務署
「では、まず輸出申告書とその他の通関書類を見せてください」
★納税者
「はい、分かりました」
「このファイルにすべての輸出書類が入っています」
調査官は、売上高が計上されている元帳と、輸出書類をチェックしています。
●税務署
「売上の計上に問題はないようですね。」
「では、仕入に関する資料。仕入先からの請求書と納品書と、仕入先に対する発注書を見せてください。」
★納税者j
「はい分かりました」
「このファイルです。仕入先ごとにファイルされています。」
●税務署
「ありがとうございます」
調査官は、発注から納品・請求・支払までをチェックして、仕入の実在性を確認しています。
●税務署
「仕入の計上も問題ないようですね」
★納税者
「ありがとうございます」
つづく