税務調査の連絡がありました。
調査対象会社は建築設計事務所です。
調査官は会社の概要を聴取して帳簿調査にこれから入ります。
●税務署
「総勘定元帳を見せてください」
★納税者
「はい、どうぞ」
●税務署
「交際費をかなり使われていますね?」
★納税者
「付き合いで仕事をもらっているケースが多いものですから、どうしても交際費が多くなってしまうのです」
●税務署
「なるほど」
「元帳の摘要には贈答という取引が多くありますけれど、この内容はどのようなものなのですか?」
★納税者
「そう言われても領収書を見ないとわかりません」
●税務署
「では領収書綴りを見せてもらえますか?」
★納税者
「わかりました」
●税務署
「あぁ この領収書ですね」
「旅行会社の領収書ですが・・・・」
★納税者
「ん~ 確か得意先の社長に旅行をプレゼントしたと思います」
●税務署
「旅行をプレゼントしたのですか?」
★納税者
「そうです」
●税務署
「旅行の行先はどこですか?」
★納税者
「確か台湾だと思うのですが・・・」
●税務署
「分かりました」
つづく