週刊なるほど!消費税

非課税取引(22)
国等の手数料、国際郵便為替・外国為替業務等

第58号 2004/01/19

【先生】

 今年も残すところあと11ヶ月半を切ってしまいました。

【生徒】

 月日の経つのは早いですねぇ。

【先生】

 最近はぐんと寒くなったので皆さん風邪など引いていないでしょうか?

【生徒】

 1月でこれだけ寒いんだから、12月になったらどれだけ寒くなるんだ

ろう・・・

【先生】

 ネタが古いですよ。

【生徒】

 SARSやら鳥インフルエンザやらBSEやら鯉ヘルペスやら怪しげな

ものが流行ってますからね。最初は新手のバンド名かと思いました。

【先生】

 人間健康が一番です。

 さて前回は国際郵便為替・郵便振替についてお話しました。今回は

外国為替業務について見ていきましょう。

【生徒】

 外国為替って何ですか?

【先生】

 外国為替とは、異なる通貨の交換を伴う為替取引のことをいいます。

 よくテレビで「今日の東京外国為替市場の円相場は・・・」なんてやって

ますけど、あれは日本円と外国通貨との交換レートを表しています。

【生徒】

 1ドル106円14銭とか言ってますね。

【先生】

 テレビなどではドルやユーロばかりですが、他の国の相場もきちんと

動いています。

 この外国為替取引を行うことを外国為替業務と言います。

 以前は外国為替公認銀行のみが行うこととなっていましたが、外為法

の改正で企業間でも自由に行えるようになったようです。

【生徒】

 でも普通は銀行ですよね。外貨預金の案内とか最近わんさか来ます。

【先生】

 利息が高いですからね。

 外国為替業務を行えば、当然手数料が発生します。

【生徒】

 その手数料が非課税ということですね?

【先生】

 そうです。

 身近な例では旅行小切手の発行にかかる役務の提供があります。

【生徒】

 旅行小切手?

【先生】

 トラベラーズチェックのことです。

 トラベラーズチェック自体の譲渡も支払手段の譲渡ということで

非課税取引となりますが、その発行にかかる銀行への手数料も

外国為替業務ということで非課税取引となります。

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