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アトラスNEWS ~Monthly 税務・経営・節税情報~

オリンパス事件

第210_1号 2011年11月

1.はじめに

私の中ではオリンパスは日本を代表する超優良会社でした。投資対象としても個人的に過去何回か株式を売買しました。それがこんなことをしていたのか!と驚きです。

2.内視鏡では世界シェア70%

私は医療関係の業界団体も仕事で関係しています。その医療従事者の方に「オリンパスは内視鏡で有名ですよね?」と聞くと、その方は「内視鏡でオリンパス以外のメーカーを見たことがありません」と言います。それほどオリンパスのシェアはすごいのです。

3.イギリス人役員解任

私の耳に「オリンパスの株が暴落している」という情報が入りました。ウッドフォードというイギリス人の社長が解任されたことで株が暴落したとのことです。解任の理由は「社内の情報流出」ということでした。もともと日本を戦争で痛めつけた欧米人に少しだけ偏見がある自分がムクムクと沸き上がってきて、「やっぱり欧米人はダメだな!」といい気になって株価が以前の半額近くなったオリンパス株を信用買いしました。

ここで本来は、「社長が解任されて何で株価が暴落したのか?」と自問すべきでした。

4.日本人役員を信じた

テレビではオリンパスの役員が「買収は何も問題がない」と私を安心させる記者会見を繰り返しています。「でも法外なコンサルティング報酬をなぜ支払ったのかな?」と自問しますが、「それだけの買収劇だったのだろう」と自分で納得。株価は下がり、絶好のチャンスとばかりに買い進みます。

5.中間決算発表延期

オリンパスが中間決算の発表を延期したとの報道があり、株価は下がりました。「決算発表延期・・・」、これはまずいな。もうかなり損失が出ている状態。「信用の売りから入ってリスクヘッジしよう」と手はマウスを握りますが、「ん~ 天下のオリンパスがまさか・・・」と思いとどまりました。これが後ですごい後悔に・・・

6.ごめんなさい

オリンパスの社長が記者会見。「長年損失隠しをしていました。ごめんなさい。」謝って済むなら警察は要りません。株価はストップ安。「あぁ 信用売りから入っていたら・・・」と自分を責めました。しかしここでも「オリンパスなら平気」と自分に言い聞かせて買い進みます。

7.上場廃止?

市場ではオリンパスの上場廃止が噂され株価は連日のストップ安。株を現引きしてもう紙くずになるのをほぼ観念しました。

「もう投資はやめよう。本業で稼ごう」と神に誓いました。

ところが上場廃止回避の報道で連日のストップ高。「やっぱりオリンパスは私を裏切らなかった」。「お天道様はまじめにやってきた私を見捨てなかったんだ」とわけの分からないことを言って元気百倍。

寝れない日が先週は続きましたが、今日からはよく寝れそうです。

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